絨毯

絨毯のパイルについて

 

絨毯のパイルって、何のことなんでしょう。
絨毯のパイルが長いとか短いとか言いますが、
パイルというのは絨毯の表面に出ている毛、毛足のことです。
絨毯の下地から織り方、編み方、刺繍、接着などによってできている繊維のことです。
ハンドメイドの高級な敷物に段通というものがあります。ペルシャ段通や中国段通など。パイル数が多ければ多いほど手間がかかって、細かい柄の敷物ができます。

もとになる布地のたての糸1本1本にパイルを手で絡ませて結びつけていきます。
そして糸をカットしながら織っていきます。
6畳の絨毯が出来上がるのに4人で織っても、ウールの敷物で2ヶ月、
シルクの敷物が出来上がるのに4ヶ月かかります。

パイルには、カットされたものとループ状になってるものとがあります。
パイルの先がそろえられてカットパイルは、ふわふわで肌触りが良く、
一度その上を歩くと絨毯の毛が元に戻りにくいという特徴があるので、
人の出入りが少ない寝室に向いています。
逆に人の、出入りが激しいところでは、ループ状になった絨毯が適しています。
カットパイルとループパイルが一緒になった絨毯もあります。
パイルの種類を組み合わせることによって、様々な風合いを楽しむことが出来ます。

カットタイプにもいろいろなタイプがあります。
レベルカットが、最も一般的。パイルの長さが、5~10ミリになっています。
サキソニーは、パイルの長さが、10~20ミリにカットされています。
パイルの先がまとめられているので、弾力性があって、ボリューム感が出ます。

シャギーパイルは、3センチから長いもので10センチもあり、
パイルに撚りがかかっていて風合いが豊かです。
装飾性があり、壁に飾られたり、インテリアとしても利用されています。
パイルがハードツイストになっているものは、
パイルに強い撚りがかかっているので弾力性があり、丈夫です。
汚れが目立ちにくく、お手入れも簡単。

ループタイプのものは、適度な硬さがあるので、歩行性に優れています。
へたりが少なく丈夫、ほこりがつきにくく掃除が簡単。
パイルのより方がいろいろあるので、
いろんなテクスチャーを楽しむことが出来ます。

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